適風環境と新解析
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適風環境と新解析
適風環境を詳細に検討するためには、様々な新視点での解析が有効です。
ここでは例として、Breathability解析、LPFR解析、平均エネルギーによる風通し解析、さらには樹木解析を示します。
特徴
これらは総合風解析・評価ソフトWindEvalと連動しています。
風通しは通常水平方向の風を利用しますが、高層建築群における上空風を地表に引き込む特徴を利用すれば新たな風通し(Breathability)効果が期待できます。建築高度をバラバラにすることが特に有効とされています。
これはビル風現象の逆利用でもあり、その適用判断には多方面からの検討が必要になります。
風通し効果を考える際、平均風速でなく平均運動エネルギーで評価することが有効です。
各風向毎に地表付近の平均運動エネルギー分布を解析し、上空風速データと組み合わせて、年間における風通し性能をMAP化します。

風通し効果を考える際のもう一つの指標として局所排出換気回数があります。ある局所領域を選定し注目する「エリア空間」における局所換気効率(LPFR)を算出します。年間(季節)の風通しを評価する場合、ある局所空間体積を対象にして濃度解析を行い、風通しの良否を判定します。
これも上空の風速データ(ワイブルパラメータ)を用いて年間(季節)の風通し状況を評価します。

樹木は屋外空間に様々な熱的影響をもたらします。その物理的メカニズムの正確な理解とそれに基ずく樹木の空間設定&配置は暑熱環境緩和のための屋外建物計画に大きく役立ちます。CFD解析に樹木を 設置する際には正確なモデル化のための多数のパラメータ設定が必要になります。この作業を容易にするため、樹木のモデル化&自由配置機能も開発しています(WindEval機能)